津南町歴史民俗資料館

津南町は、標高117メートルから2145メートルの苗場山頂まで、ダイナミックに地勢環境が変化する土地です。その地勢環境に適応して多様な生態環境が広がっています。その背景には、日本海型気候の特徴である多量の降雪と降雨があります。このような自然環境のもとに展開したのが、津南の縄文文化であり、それを基層とした山住み民族です。
歴史民俗資料館には、堂平遺跡出土の火焔型土器（国重要文化財）、沖ノ原出土土器群（新潟県指定文化財）や国重要文化財の秋山郷周辺の山村生産用具などが収蔵展示されています。
津南町指定文化財の保存茅葺民家も併設されています。築220年の茅葺民家は、昭和49年10月まで一般の住宅として使用され、いまも当時の姿そのままに保存されています。